客席からステージへ

エールで叶える明日の約束

アイドルのゴールを勝手に決めんなよ~ドリフェスプロジェクトに寄せて~

こんな形で記事を書くことになるとは思いませんでした。

発表から二日経ちました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

このブログは決意表明であり悪あがきのスタートであり戦いの記録にするつもりです。無精ですので記録が残っていくかはわかりませんが。

なのできれいな形で静かに受け入れようとか、今はまだ語気の強い言葉はしんどいという方は閉じてください。

納得できない、まだ終わらせたくないという方の少しの慰めと心強さに繋がればと思います。

 

ドリフェス!アプリ、DCDの終了がアナウンスされ、2次元の彼らの活動を追う手段がなくなることで3次元も一旦区切りをつける。5次元アイドル応援プロジェクトドリフェス!は武道館をラストステージにすると発表がありました。

生配信は見ていましたが「一旦区切りをつける」と言われた段階では私はまだ結構ぽかんとしていました。一旦区切りってなんだろう、てかドリフェスが終わるって?まだまだこれからなのに?という。

涙が出たのは武道館のステージが決まった、と言われてからでした。叫び声を上げました。もちろん嬉しかったからではないです。壮馬くんがいつものあの調子で「武道館決まりました!よっしゃー」って言ってくれたらどんなに嬉しかったでしょう。飛び上がって喜んでました。でもそうではなかった。悔しかったです。それはもう大の大人が泣きじゃくるほど悔しかったです。侮辱だと思いました。こんなことがあるかふざけんなと思いました。もちろんキャストや今まで作ってきてくれたスタッフの方々ではないですよ。それを決定した誰だか知らんが偉い人なのか会社にです。正気かよ。

武道館は夢でしたと彼らは言いました。ファンミでもファスライでも言ってました。聞きました。でもその場にいたから知ってるんです。というかついこの間円盤になったからみんな見ていると思いますけど続く言葉がありました。東京ドームも行くって言ってた。ちゃんと言ったんですけど。聞いてた?武道館の先まで夢があったんです。

「夢だった武道館に行けるから終わりね」

そうやってゴールテープを勝手に引かれたように見えました。

今まではなかったドリフェスのゴールが私たちの前に急に現れたのです。少なくとも彼らとかファンが決めたものではないと思います。だって誰もガッツポーズしてなかったもの。万歳三唱で締めなかったもの。武道館はゴールではないです。夢の途中にあるべきでした。サイエンスホールでのKUROFUNEリリイベ、いつか隣に行きたいねって言ってました。そうやって夢見たいつかは彼らが自力で掴み取るはずのものでした。

 

ドリフェスの物語の話をしましょう。

たくさんの人がこういうブログを書いて、私より瞬発力と拡散力のある方がいろいろ言ってくださってるのでもしかしたら外野から追ってる人とかはもう見たよって感じかもしれませんが。そういう人ではなくファンのために聞いてください。ドリフェスのこと褒めますので。好きなものへの称賛っていくつあってもどれだけ言葉を尽くしても最高。私のことは知らなくていいから私がドリフェスを褒めるのを聞けよ。主張は後ろの方にあるので大体わかってる人はえいやっと飛ばしてください。

 

ドリフェス!は唯一無二のアイドル応援プロジェクトです。

唯一無二です。異論は認めません。

ドリフェスの私たちはゲームでも、アニメでも、ライブに行ってもずっとファンでいられます。当たり前だろと思うかもしれませんがアイドルとは何か、アイドルとファンとは何かを問い続け、真正面から描いたのがドリフェスプロジェクトの功績だとおもいます。素晴らしかったです。正真正銘のアイドル作品となったと思います。これからもなるとまだ思っていたいです。

アイドルって少なくとも2次元にはいないと思っていました。そう言うと各方面から反論があるかもしれませんがキャラクターとプレーヤーや主人公が直接関係があるものってアイドルオタクには行き場がないのです。もしかしたら客席からの悲鳴が私なのかもしれません。でも彼らの日常に私はいません。当たり前です。ファンなんですから。入ろうと思わないし恋愛もしたくないし信頼を築くのはステージと客席にしたい。そう思っているのに強制的に「私ではない誰か」がそこにいる。それを前提としたものが二次元の、キャラクターの分類をアイドルとしたときのアプローチだと思っていたしほぼ当然の了解だと思います。

最初は多分美少女ゲーム乙女ゲームの「アイドルが自分にしか見せない姿」を特別として描かれたのがはしりだったのだと思いますが。その場合ライブはおまけでした。必要なのは「アイドルの肩書を持つイケメン(美少女)の恋人」と「特別な私」です。でも昨今珍しくないライブシーンとアイドルとしての描写をするときそれっているかな。邪魔じゃない?アイドルを好きになるファンとしての私と、関係性のある誰かの同一性は生まれません。むしろどんどん乖離していきます。アニメのキャラクターコンテンツより、アイドルとして活動しライブをするアーティストのファンである属性が強ければ強いほどそれは顕著です。けれどドリフェスが徹底して描いていたのが「ファンに見せているアイドルの姿」でした。衝撃でした。ドルオタの友達が多いのですがみんなで揃って称賛しました。「これってアイドルだ!!!」と。

アプリで公開されているシナリオは全部配信された番組や企画イベントの映像記録で、事務所からオーケーが出たものです。アニメは「ドキュメンタリー」つまり過去編やプライベートと思われるシーンがあっても「放送用に作られたもの」という前提があります。アプリにはマイルームがあってファンは集めたポスターやぬいぐるみや缶バッジを飾ります。紛うことなきオタク部屋です。おしゃれでかわいい部屋とかない。オタクだからサイン入りいっぱい持ってるやつが強いんだよ。

アイドルのファンになった私は前述したようにドリフェスのどの世界でもファンでした。アニメがすごくよかったことが魅せられるきっかけになったのですが、ドリフェスでの「アイドルのファンの私」は一度も傷付けられません。キラキラ輝くアイドルにエールを飛ばして元気をもらって、アイドル同士の交流に胸を高鳴らせます。新曲やその時にしか見られない組み合わせ、新しい衣装やドリアピに叫び声を上げて彼らの絆に涙を流します。本当に嬉しかったです。ドリフェスに出会って良かった。アイドルを好きでいる自分を肯定された気分でした。アイドルへの敬意、ファンであることの誇りが応援する原動力になるんです。

そしてアイドルファンになった私が出会ったのがドリフェスアイドルの「as」であるもう一人たち、つまりキャストでした。彼らはキャラクターの隣に「as」表記で名前があります。cvではありません。名乗るときも「~こと~」と名乗ります。欠かすことのできないアイドルの実像として彼らの隣にいました。

ドリフェス!アニメ放送は配信版だと終わってすぐキャストの配信があるので、先行配信に追いついてから何となく彼らを知るようになりました。舞台や特撮も好きなので何人か知っている人もいました。楽しそうにしてるしかわいいねって思っていただけですが、ファンミ02は頑張ってチケットを取って行きました。私はそこでドリフェスの現場があれば必ず行こうという決心をします。観に行ってなんだかわかんないけどやばいって思って、帰りに長々と友達と話し合って気持ちを言葉に変えました。これってすごいことではと。衝撃だったのは演技パートです。

彼らは今や2.5次元舞台では当然となったウィッグやキャラに見せるためのメイク等何一つしていませんでした。ただ事務所のジャケットを着てチーフの色だけメンバーカラーで、身長だって人によっては全然違う。それでもそこに、キャラクターがいました。

俳優さんなんだ!と思いました。なんなんだよ当然だろって話ですが。さっきドルオタだといいましたが私は舞台オタでもありました。特にミュージカルが好きです。だからいわゆる2.5次元を見たことがなかったわけではない、どころかテニミュには長年通っています。アミューズ俳優の何人かはそこで知りましたし。だからそんな舞台観劇一年生みたいな感想を自分が抱いたことがすでに衝撃でした。

天宮奏くんって生きてるんだ~~~!です。ほんと一年生かよ。びっくりでした。声は当然一挙手一投足の彼らの演技が私を脅かせました。立ち姿までそうであるのは役者の本分だとわかっているのに衝撃でした。あと「あ?」「うるせえ」「寝る」「曲ができた」「歯ぁ磨けよ」しか言わない黒石勇人がいっぱい喋ってました。いっぱい喋って動いていても黒石勇人は黒石勇人でした。アニメやアプリでない台詞があっても、原作にあるものを徹底してなぞらなくてもキャラクターが像を結ぶ。2.5次元アイドルプロジェクトの神髄が、「as」である彼らにしかできないステージがそこにありました。

演技とライブパートを終えて勇人役の株元さんが言いました。勇人ができて嬉しい。ドリフェスでミュージカルやりたい。私はその場で強く頷きました。絶対に見たいと思いました。100%叩かれない舞台化ってないですよね。実写化への抵抗キャストの良し悪し、主催への不安とか。いろいろあります。好きな作品が壊されるかもしれない、逆に好きな俳優に困った客がつくかもしれないとか嫌な理由は2次元と3次元、実は双方にあります。大きな商戦であると同時に、というか商戦になってしまったからこそ楽しいばかりではなありません。それを乗り越え素晴らしいものになった作品はもちろんたくさんあります。人によっては人生の金字塔となったりするでしょう。それは別として摩擦は存在します。でもドリフェスって本人じゃん?絶対にやるんだと思っていました。このチャンス逃すとか相当のボンクラです。結果的にプロジェクトの足を止めることを決めた人たちはボンクラだったわけですが詰るのは後にして褒め言葉を続けます。

そしてファーストライブを経て5次元アイドル応援プロジェクトドリフェス!Rが始まりました。Zepp DiverCity Tokyoの会場で武道館、東京ドーム!って言った彼らの言葉に友人が「去年ここでライブした子達武道館決まったんだ。だからいけるよ」って言ってたのを覚えています。

ここまで応援するきっかけとか書いてきましたが私はドリフェスのコンテンツとしての成長はRが付いてからだと思っています。Rって何だ。次はSか?2次元+3次元=5次元。一年生でもわかるけど全然わからん。それでもドリフェスは「5次元アイドル応援プロジェクト ドリフェス!R」をそれ以外の何物でもないものにしてみせました。半年余り、本当に濃い期間だったけど改めて振り返って半年なのかと驚くばかりです。

ガチンコで「アイドルとは何か」を問うたアニメドリフェス!R。見てない人…見てない人とかいるんか?センスねえな。見ろ。人類だったら見てください。アイドル好きは尚更、人生で見るべきアニメとして心に刻んでください。

人は「アイドル」を指すとき何であると思うのか、どうしてアイドルがここにいるのか、アイドルのステージを見ること、ファンであること、ファンではなかった人が心惹かれる理由のその全てがドリフェス!Rにはあります。教科書に載せるべきっしょ。

なんでアイドルが好きなんだろうな、どうしてアイドルでなくてはいけないんだろう。ドルオタってぼんやり思います。

類い稀な容姿を見ていたいから、彼はダンスが得意だから、彼女は歌が上手いから、ファンサをくれるから、グループの誰かと一緒にいるのが好きだから、努力してる人を応援したいから、なんだかわかんないけど光ってるから。その全てが理由であって理由ではないような気がする。

子役からアイドルに転向した及川慎くんは今は演技の専業ではない自身がドラマに出ることの意味を「俺がこのドラマの華になります」と言いました。アイドルってすげえ。1期でそう思った勇人は怪我をして本番に臨む奏くんに言います。「アイドルって明日を楽しみにさせる力があるんじゃねえか」。「デビューしただけではアイドルになれない」とレジェンドアイドルの三神さんに言われた奏くんは7人でのステージを終えて「アイドルが未来を楽しみにさせる力があるならファンの皆は俺にとってのアイドルでもある。ファンを楽しみな明日へ連れて行けるアイドルになりたい」と決意します。そんな奏くんはもうデビューしただけのではありません。紛うことなきファンにとっての「アイドル」です。

ドリフェス!Rのアイドルが掴み取った正解でした。茫洋とした気合いではなく、ありきたりな文句ではなく正解ってあるんだと思いました。アイドルは確かに誰かの明日に、希望になれる存在です。私たちがアイドルを見るときそこには必ず希望があります。何があってもアイドルを見ると楽しい、絶対笑顔になってしまう。愛してしまう。そして数々のゲストライブ出演を経て始まった全国ツアー、彼らはまさに私のアイドルでした。

DearDreamファーストライブツアーユメノコドウ、そしてKUROFUNE主催の初めてのライブBATTLE LIVE、めちゃくちゃ楽しかったですね。ただただ楽しかった。長くかかったと語っていたセットリスト、テンションが上がるユニット内ユニット、ラストスパートに真夏色ダイアリーを持ってきても切れない体力、見たいと思っていた色々なシャッフル、進化したパフォーマンスとファスライで大変なことになってるな…と思っていたWhite Pavementも感動的に仕上がっていました。バトルライブの1日目は個人的に大切なお祝いの日だったので行かないことに決めたのですがそれ以外は全通しました。どの会場でも楽しかったです。

愛知のロングMCでの太田将煕くんの「おじいちゃんになってもDearDreamでいたい」はいろんな人が言っていましたが私は小倉での彼も印象に残っています。埋まっていませんでした。ペンライトは客席の半分の光でした。場所に対してキャパ広いもんな、博多のライブハウスとかでよかったんじゃないかなと思っていました。でもホールを取ってくれたのがスタッフの愛で、客席にネガティブなことを言わないのは彼らの誠実だと。将煕くんはまた絶対来るって約束するって言いたかったんだと思います。完全に覚えてはいませんがMCの流れとしてそういう結びが相応しい挨拶でした。でも言い切ることができませんでした。嘘がつけなくて誠実だなって思いました。ツアーが始まった時にはいろんなことを知らされていたのかもしれません。

埋まっていない会場があっても、ライブを見ている私にあったのは確かな手応えでした。ファンが手応えってなんだよって感じですが、客だからわかることがあります。ライブとしてのクオリティが初めて見た時とは全然違う。多分彼らの演技を知らなくても、彼ら自身を知らなくてもここに来てお金を払った人は後悔しない。アイドルのパッケージライブとしての完成、アーティストDearDreamがライブをしていました。これか、2次元の私が見ていた景色は。ドリカペンライトってすげーでかいな重いなって思いながら全力で振りました。ツアー中に一般発売になった5000キャパのパシフィコ横浜は完売になりました。ライブを見るまでファンは心配していました。でもクオリティを考えると当然のことだったと思います。

途中に挟まった形になったバトルライブ。戸谷公人さん曰くすげぇことになるから絶対見に来て。行きたいけどチケットが取れねえんだなんとかしてくれ。取れました一般席、己のファミポート戦歴をこんなにありがたく思ったことはありません。生バンドでした。1日目に行った友人がネタバレしないままやばいを連呼するので何事かと思ったらミアモールでDearDreamが出て来ました。やばかった。どういうこと?好き。URのロンディネ持って来て!!そして主催KUROFUNEの1秒でも気を抜いたら殺すぞみたいな圧のライブ。ブレイクアウト初披露でも揃っていたけれどやっぱりKUROFUNEのライブで叫ぶ開国コールは格別でした。曲としてライブでテンションが上がるならWhole New Worldだし、この曲は黒石勇人がファンのために書いた設定であることが素晴らしいと思います。アイドルKUROFUNEとファンの曲です。ドリフェス!でアイドルってすげえって思った勇人がRで出した答えでもあります。そしてこの時のためにとっておいたFuture Voyager、泣いてしまうのがなんだかちょっと可愛かったお兄ちゃんたち。

黒石勇人とじゃなかったら折れていた。と株元さんが言いました。勇人と一緒にアイドルってなんだろうって考えたからやって来れた。勇人じゃなかったら歌って踊る自分を許容できなかったと。

彼の言葉もまたプロジェクトの出した一つの答えだと思います。なんで俳優がアイドルやるの、と素朴な疑問ってドリフェスプロジェクトの概要を聞いただけの人は思うかもしれません。ファンミ02の頃私はここに答えがあるなって思いました。演技する彼らを見たらわかるって。でも今はライブを見てアーティストとしての彼らを見て、と思います。

DearDream単独ではラストの愛知を経て舞台はドリフェスR11話の続きパシフィコ横浜になります。物販前からものすごかったです。6時前に来たので買えないかなぁみたいなことは思いませんでしたがあんなに人が並んでるの初めて見た。ヌーの大移動みたいに列移動させられました。8時ごろきた人が何これ!って叫んでました。私も思った。

横浜はただただ、今までライブに来たことがなかった人が来てくれたのが嬉しかったです。こんなに楽しいライブを作り上げた彼らが誇らしかった。私が偉ぶることじゃないんですけど、ハコが大きいとたくさんの人にDearDreamとKUROFUNEを見てもらえる。「夢を追いかける側じゃなくて夢を与える側になった」と戸谷さんが言っていました。見上げるステージに彼らが立っている。こうやって何度も何度もツアーが見たいと思いました。

褒めていたら長くなりました。私が考えるドリフェスプロジェクトの魅力にしてはだいぶ簡潔で端折ってありますがこのくらいで。主張に移ります。言葉はだいぶ強めです。

 

そんなドリフェスプロジェクト、ファスライの円盤が抽選応募などの商法なしで週間2位になりました。やったねおめでとう!次の発表なかったけどやっぱめっちゃ売れてるなーと思った矢先でした。アプリ、DCD終了の告知のあと本人たちの口から一旦3次元の活動も区切りと発表がありました。

最初に戻ります。

あの時私は冷静ではなかったしほぼ半狂乱で怒っていたので記憶も曖昧ですが、どう見ても本人たちの意向ではありませんでした。

どう見ても誰が見てもドリフェスをやめたくない、と思う俳優を7人揃ってるって逆にすごくない?キャラクターを愛し、コンテンツを愛することはキャストとして当然でしょうか。表情から読み取れるくらい未練があるって当たり前でしょうか。演技者なのに。だぶますなんて全然取り繕えていませんでした。こんな表情にさせた奴らを今すぐ私のところに連れてこい!キャストに武道館は夢でしたって言わせた奴らが謝れよ!

悔しかったです意味わかんなかったです。許せなかったです。見終わって悔しい悔しいと呪詛を吐きながら思いました。

「悔しい。やめたくない」と言えないキャストが一番苦しいのではないかと。

私に彼らの気持ちなんてわかりません。凡百なファンです。ただのいい歳して舞台に通いアイドルの追っかけをしてる人間です。

それでも彼らの努力とそれに見合う結果を知っているファンです。私はずっと客席に居ました。彼らは一度としておざなりな態度だったことはありません。演技者としてアイドルとして、キャラクターとファンに驚くくらい真摯でした。

この人たちを手放すことがどれだけの損失か。わからないなんて相当のアホです。バンナムランティスが合併して劇場作る計画あるらしいじゃないですか。ライブに力を入れて中国進出とかするらしいじゃないですか。

私は当然ドリフェスプロジェクトがその先頭に立つと思っていました。育てて来たからよかったじゃん。これから後続にも道を示せるねって。

切ってしまうそうです。びっくりする。アホだったのかよ。

終わるって言われていろんな人がドリフェスについて話をしていました。その中で思い出にしようとしている意見もちらほらありました。ドリフェスのファンって自信がないと思います。買い支えられなくて申し訳ないってみんな言います。ガチャそんなに回さなかったからって。

売れなかった時期があるから、アニオタに声について言われたりそっぽ向かれた時期があるから、アプリから離れてしまった人がいるから、DMMシアターが満員じゃなかったから。

でも本当に手応えってなかったですかね。

終わるコンテンツは終わるコンテンツの理由があります。オタクやってれば出会うものもさよならするものもあるでしょう。でも最近のドリフェスってそういうのあった?

褒め言葉を長々書いて来たのは理由があります。私はRになってからの方がずっと楽しかった。歌もダンスもトークも上手くなって何より声優としての演技に幅が出てきて声だけでも本来の演技力が生かされるようになってドリフェスが持っている魅力が彼らから発信されるようになった。

もしかしたらプロジェクト開始時に予想してた成果以上なのかもしれません。

正木郁くんはいつも言います「ついて来てって言いたくないからついて来てもらう人になる。俺がみんなを離さない」

言葉の通り彼らは必死で追いかけたくなるくらい魅力的です。百歩譲って自分に自信がないのはいい。でもファンとして、彼らに自信はないでしょうか。誇らしいとは思いませんか。こんなにすごい人たちのゴールを勝手に決めるなんてお前ら揃いも揃って正気かと言ってやりたくなりませんか。一人でも肩の荷が下りたみたいな顔をしていたら何かを察したかもしれません。でも7人にそういうものを全然感じなかった。彼らはただお互いとファンを気遣って言葉を選ぼうとしていました。笑顔でいようとしていました。

「武道館ってすごいよね」すごくないよ。あなたたちなら自力で行けたよ。最後のご褒美に武道館なんて小さいに決まってる。音響も悪いし天井席は吐きそうになるしトロッコにも乗れないし夜はすぐ帰れってどんなに客が惜しんでも言われる場所だよ。でも夢の途中にそれがあるなら嬉しかった。通過点としての武道館ライブ。隣のサイエンスホールでファンミーティングやってたんですよって言うの。

ファーストライブツアーまでたった2年半、キャラクターコンテンツとして2年半で2期までアニメやるって結構長いかもしれないですね。超加熱するなんらかのブームがあってそれが冷めるとかだったらちょうどくらいかもしれません。移り変わりが早いから間が空くと飽きられると言われます。

でもアイドルとしての2年半ってドリフェスプロジェクトが生まれて2年半って。たったそれだけでここまでって思います。2年半でそれまで無名のアイドルがパシフィコ埋められるでしょうか。アーティストとしてのライブを完成させることってできるでしょうか。自分たちとスタッフでセトリを決めて、ダンスして生歌を歌って30曲近く歌えるでしょうか。それをやってのけるアイドルが実際にどれだけいるか。

やっぱり彼らはすごい。まだまだこれからだと思います。ファーストツアーがラストツアーなんて意味がわかんないです。これから何度もツアーが見たかった。あの時のセトリが好きだった、あそこのホールは良かった。遠征したらまた雨降ったけど楽しかった。KUROFUNEの単独だって見てないし、何より私はドリフェスプロジェクトとしてゲストって言わないで7人で、14人でツアーして欲しかった。みんなで一緒に全国回って欲しかった。武道館が最初にして最後のドリフェス全員のライブとかひどいじゃない。

アプリ終了がツアー前に関係者告知されていたなら武道館やそれまでの展開が決まったのはその後だと思います。なんとかしたからそうなった。そのための発表でした。そのための「一旦区切り」という言葉でした。「なんとかなるかもしれない。でも今はこれ以上言えない」そういう意味だと思っています。解散ではありません。

解散って言われてたら刃物持ってバンナムに乗り込んでた。ほんと犯罪者にならなくてよかった。

早計だったと思うなら今からやめるのやっぱりやめます!って言ってほしいです。しかし後悔先に立たず。終わると言ったなら不可逆です。会社ですし。私も社会人なのでわかります。わかるか。やめろや。

今のままでドリフェスにさよならなんて言えません。武道館笑顔で楽しかったなんで言えません。最高に楽しいライブにしてくれる。それに関しては絶対そうだと思います。

でも彼らがこれで終わりって言ったら悔しくて悲しくてしんどくてやっぱり泣いてしまうと思います。笑顔になれるはずの、私を一番笑顔にしてくれるはずのアイドルの前でみっともなく泣いて縋ってしまいます。

彼らがそう決めたなら覚悟を決めて泣いても笑顔でいると思います。嫌だったけど悲しかったけど絶対行って欲しくなかったけど本人たちで決めたと言われた人たちのラストライブはそうやって見送りました。

「責任とります。文句は石原壮馬ツイッターアカウントまで」担当外のペンライトの時のようにセンターが言っていたなら散々嫌だ行かないでと言った後考えて準備したのかもしれません。彼らで話し合って決めたことならこんなブログは書かない。アプリのレベル上げひたすらやってとつばく全部開けました。

2次元の側だけが好きな人が見れば私の主張は3次元に寄ったものに映るかもしれません。

アプリのドリフェス終わるしって、好きだった彼らに会えなくなるしって。でも2次元の彼らは芸能活動を辞めません。2次元も3次元もDearDreamとKUROFUNEは存在し続ける。DFシアターラストライブのあらすじはただ移転で劇場とのお別れとなっているはずです。劇場って多分私たちが2次元をファンとして観測できるこの地点です。ここからは彼らを見ることができなくなるということです。

しかし少なくともキャラクターが隣に立っている、7人ではなく14人でいると、署名を連名で出してくれる彼らがいればコンテンツとしての命は繋げるはずです。見えなくても彼らの隣に立っていてくれます。意味のないことには絶対ならない。

終わらせないために関係各所に希望を出して、何か一つでもどれかできるものだけでもドリフェスとしての命をつないでほしいとそう思います。ここで終わらせていいプロジェクトではないです。ドリフェスは、私にとって、そして客席で見ていた同じファンにとって、そしてキャストにとって絶対に唯一無二です。

それだけ自信を持って言えるコンテンツにこれから生きてて出逢えるでしょうか。少なくとも今まではなかったものですよ。これから同じものを作ろうとして同じように、真摯にキャラクターとファンとプロジェクトに向き合い全員努力してくれるキャストと製作陣とスタッフに出会えるでしょうか。ムリっしょ。

手を離したらだめだと思います。絶対に後悔します。これはそのためのブログにします。

一緒に頑張りたい。そう思う人が一人でもいてくださればそれで力になります。最後に私が希望にした言葉を貼って終わりにします。

夜中にハッとしました。今彼が言える精一杯だと思います。これで立ち上がらなければファンではないと思いました。

やっぱりアイドルは私の未来で希望です。

ドリフェスと一緒の明日に絶対行きたい。終わりになんかしません。